母の形見

 母が亡くなって今年は7回忌を迎えます。生前にはこれといった親孝行もせず、余りいい息子ではなかったかもしれません。それ以上に母の人生も又平たんではなかったように思います。一生懸命働き、子供を育て、駆け抜けた94年、それでも晩年は趣味の旅行やカラオケ、各種のお稽古ごとと楽しんでいました。ははの形見として貰った大正琴を取り出し、いろいろ試してみるも全くチンプンカンプン、そっと眺めて母を偲んでいます。

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