その昔、お遍路さんの道しるべとして、角田池の土手に安置されていた[遍路地蔵]がありました。[是より太山寺へ42丁 施主吉藤村]という文字が刻まれ、歩き遍路さんを励ましてきました。時代の流れの中で、新道の工事も始まり、所在が点々と移り、その行方がわからないまま、いつしか人々の記憶からも忘れ去られていました。
つい最近偶然にもその所在が判明し、にわかに[遍路地蔵]の里帰りの機運が高まり、関係者が行動を起こしました。[施主 吉藤村]の精神はしっかりと受け継ぎ、一日も早く元の場所に近い場所への里帰りを願っております。吉藤長生会とまちづくり協議会のメンバーが立ち上がりました。