潮見温泉最後の番人

潮見温泉創業者鈴木重太郎氏の二女鈴木れい子さんが先日亡くなられました。

潮見温泉は昭和の初めころ三津の医師重太郎氏が私財を投じ、料亭、温泉療養所、休憩所、大衆浴場、家族風呂などの施設が建てられ、敷地内には多数の桜の木、ひょうたん型の池には鯉が飼われ、当時はひときわ目立つ名所であったようです。

重太郎氏亡き後、れい子さんが受け継ぎ昭和30年代後半まで営業を続けておりました。現在は当時の面影もなく、れい子さん一人がひっそりと暮らしておりました。生前れい子さんの許可を得て、温泉敷地内の調査は全て終えています。大切な地域遺産、後世に残していきたいと思案しております。

鈴木れい子さん、お疲れ様でした。

潮見まち協 史跡調査隊

潮見温泉最後の番人」への2件のフィードバック

  1. 松山出身で現在滋賀県在住の者です。
    7年程前に2回、鈴木れい子さんにお会いしたことがあります。

    私の両親が立花4丁目の1軒屋(れい子さん所有物件)をお借りしていて、両親共亡くなったので、お返しするために訪ねました。いろんなことをお話ししました。嬉しかったことは、お兄様(お医者さん)が松山に帰って来られたことだとおっしゃっていました。

    その後、松山に帰省した時、潮見温泉郷に何度が行きました。お会いはしませんでしたが、外から見て、れい子さんが、お元気でおられるか感じ取っていました。

    コロナ禍で去年、今年は松山に帰省しなかったのですが、れい子さんは去年、お亡くなりになったんですね。

    謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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